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[mhc:00497] Re: mhc-cvs.el



土屋です。


>> On Mon, 17 Apr 2000 16:47:01 +0900
>> nom@xxxxxxxxxxxxxxxxxxx (Yoshinari NOMURA) said as follows:

>うーむ。僕的には、MH 形式のいい部分も多くて、それをよしとしてい
>る所からシステムができていますから、この部分を変えるのは結構辛いです。

あ、はい。それは良く分かりますし、どちらが良いかは分からないと思います。
スケジュールの少ない人なら、特に問題は発生しないでしょうし…。

>更新のログを mhc に取らせて、その log だけを使って CVS なりで管
>理できないかなと思っていますが、具体的な形はまだありません。

えーと。手元では、mhc-db.el という抽象化層を定義して、従来の方式と CVS 
経由の方式を使い分けられるようにした版を実装し始めています。この抽象化
を、きちんと行えば問題はないのではないでしょうか。


>> それと、MHC 自体も CVS 管理に移行されませんか? CVS 管理の方が、作者の
>> 方の労力も節約できると思うのですが…。

>表には出て来ていませんが、MHC 自体は、CVS で管理しています。
>外から cvs で checkout や update できるようにしろっていう意味でしょうか?

はい。そうして貰えると大変ありがたいです。また、メーリングリストに投稿
されたパッチを適用したりする手間が省略できますけれど。更に踏み込んでブ
ランチの作成を許して貰えれば、私のように過激な変更を行う人間がいても大
丈夫だと思います。

CVS をリモートから使うための方法は幾つかありますが、公開プロジェクトの
場合は、pserver 経由の方法が一番安全でしょう。以下、蛇足かも知れません
が、具体的な手順を述べます。

(1) 管理ユーザー cvsadmin と、MHC のレポジトリを操作する cvs-mhc を作
    成しておく。またグループ cvsadmin も作成して、cvsadmin / cvs-mhc 
    の各ユーザーを含めておく。

(2) cvsadmin 権限で、レポジトリ /cvsroot を作成(シンボリックリンクも可)。

        # mkdir /cvsroot
        # chown cvsadmin:cvsadmin /cvsroot
        # su cvsadmin
        $ chmod 775 /cvsroot
        $ cvs -d /cvsroot init

(3) /etc/inetd.conf に以下の設定を追加。inetd 再起動。

        cvsserver stream tcp nowait root /usr/local/sbin/cvs cvs --allow-root=/cvsroot pserver

(4) /etc/services に以下の設定を追加。

        cvsserver       2401/tcp

(5) /cvsroot/CVSROOT/{writers,passwd} を編集する。

    /cvsroot/CVSROOT/passwd の例:

        nom:92wqAAA3mIo0A:cvs-mhc
        someone:9Y59lpBBFLC7M:cvs-mhc

    /cvsroot/CVSROOT/writers の例:

        cvsadmin
        nom
        someone

    writers は、通常通り CVSROOT/ 以下を checkout して編集して書き戻せ
    ば反映されます。passwd の方は反映されないので、直に書き換える必要
    があります。


-- 
土屋 雅稔  ( TSUCHIYA Masatoshi )
    http://www-nagao.kuee.kyoto-u.ac.jp/member/tsuchiya/